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品位表示

ジュエリーや貴金属製品に使用される貴金属素材は、主たる貴金属に品位表示をすることによって貴金属製品だと見なされます。
品位表示は必ずしなければならない義務があるわけでありませんが、虚偽の表示をすれば詐欺罪に問われます。
もし貴金属の買い取り査定がされる場合は必ず刻印の確認が為されます。刻印の無いものは偽物の可能性もあります。

ただし、100年以上前に製造されたアンティーク・ジュエリーや歴史的価値のあるジュエリーには品位表示がされていなくても偽物ではありません。
また、刻印などの品位表示があれば本物とは限りません。メッキの装飾品という可能性もあります。

品位表示の方法

貴金属の品位表示は長期間使用しても、読み取ることができるように確実、鮮明に行われています。
品位表示の方法は以下の物があります。

  • 打刻:刻印や金型を使用して打刻する。
  • 彫刻:彫刻機を使用するか手で彫り込む。
  • レーザー:レーザー光線を利用して焼き込む。
  • 原型・金型に彫刻:ジュエリーを製造する原型や金型に彫刻しておく。
  • 印刷:容易に剥離しない印刷や転写を行う。
  • 打刻するときの注意事項

    打刻するときは装飾美観性と製品価値を損なわない様にして、容易に読み取れる場所に行います。
    打刻の文字や記号は、製品との調和や目視での読み取りが可能な字の大きさや書体にします。

    合金のメリットは硬さを補う他に単一の金属では得られない優れた性質を作れると言うことがあります。
    ジュエリーに必要な硬さやバネ性を与えたり、加工しやすいように切削性をよくしたり、融点を下げて蝋剤(ろうざい)として使用できるようにしたり、いろいろな色調を出したり出来ます。
    また貴金属の含有率を下げて、密度(重さ)も下げることで価格を大きく安くすることが出来ます。

    貴金属の種類を表す記号

    貴金属は元素記号で表示されます。
    元素記号は大文字と小文字で表示されて大文字のみや小文字のみはありえません。

  • 金:Au
  • 銀:Ag
  • 白金(プラチナ):Pt
  • パラジウム:Pd
  • ロジウム:Rh
  • イリジウム:Ir
  • ルテニウム:Ru
  • オスミウム:Os
  • 割金の種類を表す記号

    割り金とは合金を作るときに貴金属に混ぜる金属のことです。

  • 銅:Cu
  • ニッケル:Ni
  • 亜鉛:Zn
  • タングステン:W
  • チタン:Ti
  • 鉄:Fe
  • マンガン:Mn
  • アルミニウム:Al
  • 錫:Sn
  • カドミウム:Cd
  • インジウム:In
  • ケイ素:Si
  • コバルト:Co
  • マグネシウム:Mg
  • ガリウム:Ga
  • ゲルマニウム:Ge
  • 千分率表示

    千分率とはパーミル(‰)のことで1%が100分の1ですが、1‰は1000分の1です。
    元素記号と千分率で品位表示を行います。その場合は単位の‰は表示しません。
    例えばプラチナが99.9%含まれている貴金属ならPt999と表示します。
    なお純金、純銀、純白金などの純と表示する貴金属は999で1000という表記はありません。
    純金 = Au999 純銀 = Ag999 純白金 = Pt999

    1000分率(パーミル)

    パーミル(permil)とは1000分の一を基準とする単位で日本語では1000分率と言います。記号として‰が使用されます。

    金製品のカラット表示

    金を使用した製品の品位表示を行う場合、カラット表示を行う場合があります。この場合のカラットは宝石の重さを表すカラット(1カラット=0.2g)とは違います。
    純金がK24で18金ならK18となります。海外では18kのようにKを後ろに付ける場合もありますが、原則Kが数値の前になります。
    JISで規定されているカラット表示はK22、K18、K14、K9のみです。