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カルセドニー

カルセドニー(和名は玉髄-ぎょくずい)とは、クォーツ(石英-せきえい)とモガナイト(moganite)の非常に細かい結晶が網目状に集まり、緻密に固まった鉱物の変種を指し、美しいものは宝石として扱われます。
クォーツもモガナイトも共にケイ酸鉱物ですが、クォーツが三方晶系であるのに対し、モガナイトは単斜晶系であるという違いがあります。

特徴

ギリシャの町カルセドンから産出されることから、そのギリシャ語「chalkedon」が語源となっています。カルセドニーの中でも縞模様があったり、インクルージョンが含まれているものはアゲート(Agate)(瑪瑙)と呼ばれています。
また、これらの一部のものは色別の別名があり、その名称ないものは各々色名を冠して呼ばれます。
別名のあるものの中には赤色で色の一様の多いものをカーネリアン、アップルグリーン色のものをクリソプレーズと呼びます。

歴史

古くから世界各地の様々な民族に多種多様に使用された鉱物で特にカメオやビーズとして装飾品として用いられたり、封印用の印章として使用されていました。 また、古代にはカルセドニーから聖杯を作り銀で内張りをほどこし毒殺を防いだと言われています。

言い伝え

カルセドニーは珪酸を含んだ溶液から沈殿形成された微小な石英の集合体です。
和名の玉髄とは石の空洞部がまるで骨髄のように見えることから名づけられました。
アゲートとカルセドニーはその生成過程、成分においてほとんど同じと言っても良い石です。両者の分類上の違いは、カルセドニーは色が均一に近く、模様が無いのに対して、アゲートは様々な模様を持つという点です。

カルセドニーはその構造上、多孔性という性質があり、そこからイオンを含んだ溶液を浸透させ過熱することによって着色されて流通することが多いのですが、ブルーカルセドニーは着色されていない状態で柔らかい青みを帯びたカルセドニーを指します。
天然の状態で、発色の良いものは非常に希少です。